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顔のけが・やけど

顔のけが・やけど

けが(擦り傷・切り傷)

顔のけがについて

擦り傷や切り傷など、顔もけがの多い場所です。

  • けがをきれいに縫ってもらいたい
  • 傷跡が気になる・きれいにしたい
  • けがの後、傷跡に黒い砂の様なものが入っている・傷跡が茶色になってしまった。
  • けがの後、まぶたやくちびるの形が変わった。傷跡が引きつれる。

などで、ご相談をいただきます。

顔のけがは、特に整容面に配慮した治療が必要となります。相模原周辺には、形成外科専門医のクリニックが少なく、顔のけがを専門的に見てもらうには総合病院や大学病院を受診が必要でした。
当院では形成外科専門医のクリニックとして、顔のけがの治療に力を入れております。けがの状態に応じて、下の様なさまざまな治療を行い、できるだけ傷がきれいに治るように配慮しています。

顔のけがの治療について

<なでしこクリニックの治療の特長>

  • すり傷の湿潤療法

    傷を乾かさないようにする特殊な保護剤を創面にあてて、傷から出る浸出液に含まれる物質(サイトカインや成長因子)により、傷をすみやかに治す治療です。傷を乾かさない・消毒をしない・ガーゼをあてない、といままでの治療の常識とかけ離れた方法ですが、痛みが少なく・傷の治りが早いため少しずつ認知されてきているすり傷の最新治療です。
    創面に砂や泥などの異物がない状態で行わないと感染を起こすことがあるため、初診時に局所麻酔で異物を洗ってこすり取る治療を行うことがあります。

  • 切り傷の縫合

    真皮縫合
    皮膚を溶ける糸で中縫いして傷がきれいに治るようにする縫合です。糸は約6ヶ月で溶けてしまいますが、傷の中の反応が強い受傷後3ヶ月の間、傷がしっかりと固定されるため、傷跡がきれいになります。
    形成外科が行う縫合の特長で、腕の見せ所でもあります。

    皮膚縫合
    皮膚は細い糸で細かく縫合します。
    糸を傷に対して幅広くかけてしまうと糸の後が残り目立つ傷跡になりますので、糸のかける幅を狭くし・抜糸も5~7日と早めに行って糸の後が残りにくいようにします。

顔のけがで注意すること

顔にはさまざまなランドマーク(目印となるもの)や重要臓器があるためそれらの損傷を見逃さないことが大切です。

  • ランドマークにかかる傷

    眉・眼瞼・鼻翼・唇などのランドマークはずれがないように縫わないと、きずあとが大変目立ちます。

  • 顔面神経・耳下腺管・涙小管の損傷

    頬の深い傷や瞼の内側の傷ではこれらの損傷が疑われます。見逃すと顔が曲がったり(顔面神経麻痺)・唾液が頬からでたり(唾液漏)、涙が止まらなくなる(流涙)などの重大な障害を生じます。 このような傷の場合は神経や涙小管を顕微鏡下につなぎ合わせる手術が必要となります。

  • 顔面骨骨折

    けがのあと、ものが2つに見える・かみ合わせが変わった・口がよく開かない・顔のしびれがある・鼻の形が変わった などの症状がある場合、顔面骨骨折の疑いがあります。

これらの点にも留意して治療していきます。必要な場合は総合病院の形成外科に紹介します。

後療法について

傷は抜糸をすれば終了と思われがちですが、抜糸後の後療法も大切です。傷は2週間後から赤みや固さの傷の反応が強くでてきます。3ヶ月くらいまで強くなりその後半年くらいで落ち着きますが、特に傷の変化が強い最初の3ヶ月は、しっかりと遮光やテーピングを行う必要があります。また傷の反応の強い場合は、飲み薬を処方することもあります。

やけどについて

やけども多い外傷です。当院では新鮮熱傷からやけどのひきつれまで診察可能です。
やけどは、初期の治療が大切です。受傷されたらできるだけ早く冷やしてください。

やけどの診断について

やけどはその深さによって1度から3度までに分類されます。

<やけどの深さの分類>

1度熱傷 赤みがあるだけ
2度熱傷 水疱ができたもの さらに浅い2度と深い2度に分かれます
3度熱傷 皮膚が全部やけたもの

<特殊なやけど>

  • 低温熱傷

    カイロやアンカなどの低温のものが長時間あたって受傷します。見かけよりも深い場合が多いやけどです。

  • 化学熱傷

    強い酸やアルカリが付着しておこります。受傷後しばらくして深くなっていきます。受傷時に流水で30分以上洗います。

<応急処置について>

まず冷やします。濡れたタオルなどで痛みがなくなるまで冷やした方がいいです(1時間以上)。水疱はやぶらないように注意してください。
酸やアルカリが付着した場合はできるだけ早く流水で十分洗浄してください。

やけどの治療について

 1度・2度の浅いやけどは2週間以内に傷がふさがります。
2度の深いやけどや3度のやけどは3週~数ヶ月かかり、傷がふさがりますが、傷跡がケロイド状になったりひきつれたりすることがあり、植皮術などが必要となることがあります。
専門医でも2度のやけどが浅いか深いかの判定は難しいので、2週間程度軟膏治療をおこない傷のふさがり具合を観察します。ふさがりが悪い場合は深いやけどと考え、手術治療も検討します。

<なでしこクリニックの治療の特長>

受傷早期には、冷却を十分行って、痛みを取ります。創面は湿潤治療に準じた方法で治療を行います。やけどは滲出液が多いため、通常の創傷被覆材が使いにくいので、フィルムとガーゼを使った特別な被覆材で、浸出液を吸収しながら湿潤治療を行います。ガーゼが創面にくっつかないため、交換時の痛みが少なく傷の治りも速やかです。
また深いやけどの場合の植皮術やひきつれの形成手術も行います。
やけどをされた場合は、冷却しながら受診してください。

患者様とのコミュニケーションについて

 手術を実施するまで、患者様との対話時間をとりながら、手術をうけることにご安心いただけるようにご説明をしております。どのように簡易であっても手術であることにはかわりないので、多くの不安をお持ちになると思います。そのような方々のために、なでしこクリニックでは無料相談をご用意しております。

顔のけが・やけどでお困りの方へ

けがや、やけどをされたら、できるだけ早くクリニックにご連絡下さい(TEL:042‐770-5544)。
外来が混み合うため直ちに対応できないこともありますが、手術や処置の間に急患として入れて、適切な処置を行います。
きずあとについては無料相談をご利用下さい。