先週末は、抗加齢医学会に参加のため京都に行ってきました。
抗加齢医学というのは、、健康長寿を考える新しい領域の学問で、高齢化社会が急速に進む日本においては重要性が増してきています。
まだ11回目と歴史の浅い学会ですが、会員数はうなぎ登りに増えているようです。
健康長寿は、いきつくところ「食事と運動」ではないかと思っていますが、今回の学会でも食事と運動に関する多くのシンポジウムが開かれていました。
自分もそのいくつかに参加しましたが、最先端の研究や臨床のフィードバックの解析などから新しい知見がありました。
学会では、ランチョンセミナーというお昼を食べながらのレクチャーがありますが、この時にでる弁当が、抗加齢医学会らしく、栄養のバランスとカロリーを考えたすばらしいものです。
弁当には、フードアイコンという説明の用紙がついており、一目でカロリーと、タンパク質・脂質・糖質・AOUの割合がわかるようになっています。
AOUというのは、Antioxidant Unitの略で、食品の抗酸化能の指標です。
タンパク質・糖質・脂質が3大栄養素で、ビタミン・ミネラルを追加したものが、5大栄養素、食物繊維を入れて6大栄養素、抗酸化物質を加えて7大栄養素といわれています。
人間の活動やストレスなどにより、活性酸素という体の「さび」をつくる物質が、大量に発生します。
活性酸素は、老化やガン、アレルギー疾患、糖尿病など様々な疾患の原因になるため、それを効率的に除去する必要があります。
そのために、SOD・カタラーゼなどの体内酵素と食事から取る抗酸化物質が大切であるということがわかってきております。
抗酸化物質は、ビタミンC ビタミンEなどのほかに、お茶のカテキン、大豆のイソフラボン、ウコンのクルクミンやごまのセサミノールなど、こうしてあげてみると、最近の健康食品のTVコマーシャルでやっているものばかりです。
それだけ抗酸化食品は大切ということでしょうか。
この弁当の献立を考える管理栄養士さんと作る調理師さんはすごく大変とのことでした。
まだまだこの領域も、勉強しないといけないことがたくさんあります。すこしづつクリニックの臨床に取り入れられればと思っています。