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2010.08.29「二つの電気メス」(眼瞼下垂手術に必要な技術の紹介)

こんにちは。なでしこクリニック院長の古田です。

今日は眼瞼下垂の手術についてお話しします。

眼瞼下垂手術は当院で最も多い手術です。

 眼瞼下垂は切開式の重瞼術と同じ皮膚の切り方をしますので、術後に腫れたり、皮下出血したりということが起こります。

当院では、これらを予防するために、二種類の電気メスを使っております。

一つはバイポーラーという止血するためのピンセットのような電気メス。出血した場合に出血点をはさんで電気凝固し、血を止めます。一般的に電気メスはこの機械の事で、他の手術にも良く使用します。

もう一つは、モノポーラーという高周波の電気メスです。

普通の電気メスは、0.5MHzの周波数ですが、当院のモノポーラーは4.0MHzの高周波です。

0.5MHzとは一秒間に50万回の波が起こる周波数、4.0MHzだと400万回の波が起こる周波数です。

電気メスは、細胞に電気エネルギーを与えて、細胞内の水分を加熱し、気化するときに細胞が壊れて組織を切るというのが原理ですが、周波数が高いほど瞬時に気化が起こるため、加熱時間が短く、熱損傷を受ける領域が小さくなります。

したがって、高周波の電気メスは、切れ味がよく、組織の損傷が少なくなります。

以前は、バイポーラだけを使って手術をしていましたが、モノポーラも併用することで、術後の皮下出血や腫れがかなり少なくなりました。

 

 

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