2010.08.20こどものけがについて
こんにちは、なでしこクリニック院長の古田です。
さて今日のブログは、子供のけがについてです。
けがの治療は当院が力を入れている診療分野のひとつですが、特に子供のけがは、大人と同じような処置を行う様にしております。
大人の場合は、麻酔を打って、溶ける糸で真皮縫合という中縫いを入れて傷の表面も中もきちんと密着するようにして、傷がきれいに治るようにします。
子供の場合は、麻酔を入れるときの痛みでパニックになってしまい、暴れてその後の治療が十分にできなくなる場合が多いです。
そのためテープで傷の表面をあわせるだけの処置になることも多かったのですが、テープの固定は、浸出液などではがれてしまったり、段差ができたり、傷の接合が不確実であったりし、さらに傷の深いところはあわせられないため隙間ができて傷跡がひろくなりやすい、などの欠点がありました。
傷の専門医である形成外科医として、子供のけがに対応するいい方法はないものかと1年くらい考えておりました。
歯医者さんで笑気鎮静器という器械を使って、歯の治療を行って いるということを知り、業者に問い合わせてみると、低濃度の笑気を用いるため安全な器械で今まで大きな事故は1件も無く、美容外科領域でも多く使われているとのことでした。
笑気は吸入すると笑った様になるので笑気といわれるのですが、気持ちもリラックスしてきます。
器械を購入して、子供さんに使ってみると、吸入することでリラックスでき何をされるのだろうという不安も少なくなるのか、麻酔を打っても大丈夫で、しっかりと縫合処置ができました。
笑気鎮静器を導入してから、多くの子供のけがが、大人と同じような処置をできるようになっています。
あまりに気持ちいいので、抜糸の時もやってくださいといわれて、困ったこともありましたが。




